更新日:2020年03月31日
ローコスト住宅というキーワードも聞くようになりました。移動は出来ない、一般の建物になりますが、大手の住宅メーカーなどでも、1000万円を切るような住宅を販売し始めました。特にログハウスメーカーなどでは、低価格な住宅を率先して作っているようです。建物に費用をかけなければ、地方であれば土地が安いので、ローンの返済を早めることが出来ます。よく人生でいちばん高い買い物は「住宅」。その次が「保険」。次に「自動車」。4番目は「教育費」。そして、5番目は「冠婚葬祭費用」と いうようなことを言われます。今後、人間の寿命が延びていきます。老後の費用などももっと考えていかなければいけませんが、こちらは住宅の購入とは違って、不確実性もある費用なので複合的にコストを下げることを行わなければいけません。仮に住宅の費用を抑えられれば、人生の出費を大幅に抑えることができ、とてもローコストな生活が送れると考えます。今回は、人生設計の中での住宅の費用を考えていこうと思います。移動できる住宅を中心に、色々と考えてきましたが、一般的な住宅で、ローコスト住宅を建てることに、どういうメリットがあるのかをご紹介していきます。必要最低限な機能でも、基本性能がしっかりした住宅を手に入れることができれば、幸せな住環境で生活ができるのではないかと考えます。先述しましたが、メリットの第一は、人生でいちばん高い買い物の住宅のコストが、通常の半分以下に抑えられれば、それは早くにローンの返済が済み、人生設計の将来が見えやすくなります。日本は諸外国に比べて、住宅購入の費用が、収入に占めるウエイトが特に大きいと言われています。それが、早く解決することで、心にゆとりもできると思います。一般的な住宅の方が、モバイルハウス(小屋)などに比べて、耐久年数が高いためトータルでの支出は下がる可能性があります。もし、8万円程度の賃貸物件に住んでいるとして、欲しい住宅が500万円で建てられるとしたら、「5年」程度の家賃で済むということです。土地に関しても、地方や首都圏近郊であれば、住宅よりも安く手に入る可能性があります。地方の方には一般的ですが、よっぽどの事がない限り、建物の方が土地より高いことが普通です。都心では、土地の方がとても高いので、戸建住宅を持つには、かなりの資金を必要としますが、土地のがこれほどまでに高い場所は、東京、神奈川、首都圏の一部と、大阪、名古屋など限られた場所といえます。これからテレワークなどが発達していき、働き方改革が進めば、そこまで都市に住んでいなくても、良くなるのではないかと思います。それよりも住環境の良い、少し郊外に住む方がトータルでメリットがあるように感じます。昨今、登場しているローコスト住宅メーカーは、上場している大手住宅メーカーから、地方の住宅メーカーまで幅広くあります。期間限定で販売しているものもありあります。低価格なものは300万円ぐらいからありました。相場としては500-700万円ぐらいの本体価格で、付帯工事を含めて、800-900万円台になるあたりが、ローコスト住宅の相場ではないかと思います。坪単価30万円台で、延べ床面積が20坪弱くらいの建物で、本体の総額を500-700万円以内にしているような形です。付帯工事など全てを込みで500万円台にするのはかなり至難の技のようです。ログハウス系でモジュール型の住宅を販売している所でも、ひとつのモジュールは250万円から300万円程度が相場のようなので、大体一部屋あたりこの程度の金額はかかってくるのだと思います。3LDKだとどうしても、その「4倍」それにプラス付帯工事という計算になります。「500万円台の家」のような打ち出しの広告がありますが、仮に家を付帯工事込みで500万円台で建てられ、余計な内装はつけられないと思いますが、しっかりした躯体の作りであれば、とてもリーズナブルな家が建てられたことになります。そのような金額になれば、車を買う感覚で家を購入できるので、将来設計にも余裕が出てきます。
<生活に関わる公的給付>
■公的年金受給者数:おおよそ4000万人。年金給付費は総額約50兆円です。
■健康保険/民間の医療保険:「高額療養費制度」は3割どころではなく、いくら医療費を使っても毎月最大8万円。
■生活保護受給者数:約214万人。
「生きるコストを下げる」上で重要な住宅。コンテナハウスや、トレーラーハウスが考えられますが、移動性のない通常の住居でもローコストな住宅メーカーがあります。ローコスト住宅のメーカーをご紹介していきます。
■アーネストワン
アーネストワンは、飯田グループホールディングスの関連会社になります。上場企業の関連会社ということもあり、しっかりとした対応が考えられます。年間1万棟以上の物件を建てている飯田グループホールディングスなので、大量購入によるスケールメリットを生かして、ローコスト住宅の建設が可能となっています。いちばんベーシックなプランが、一戸建で580万円という設定になっています。12畳のリビングと、12畳の洋室による二階建て1LDKの戸建てです。耐震性には強みがあり、「可変型間取り設計」で様々な要望に合わせて間取りを変更することが可能です。水周りやキッチンも、大手メーカーのものを利用していますが、他のメーカーと比べると、とてもリーズナブルな住宅となっています。
参考URL:https://www.arnest1.co.jp/garden/palette/basic.html
■アイフルホーム
アイフルホームが発売する「i-Prime7」は、本体価格が700万円台ということを謳っている住宅です。これが達成できるようになったのは、インターネットを使って自身で仕様やプランをシュミレーションするからです。アイフルホームFCシステムは、中間マージンを排除して、良い家を適切な価格で提供するために構築されています。LIXILグループであるアイフルホームは、そのLIXILの商品を一括大量に購入して利用します 。アイフルホームの「i-Prime7」は、仕様を限定したシンプルなプランにすることによって、無駄を省いて低コスト化を達成しています。
参考URL:https://www.web-housing.jp/i-prime7/reason/
■スズキハウス
「鉄骨軸組ブレース工法」などを扱うスズキハウスは、自動車メーカーのスズキの住宅販売部門です。コストがとても安く、総額「500-1000万円」程度で住宅建設が可能です。在来工法による住宅も建てています。プレハブ工法の商品であれば低価格 、プラス安定した品質の住宅が購入可能です。静岡県を中心に、愛知、関東近郊と全国で対応が可能なところも、大手自動車メーカーの関連会社というメリットかもしれません。
参考URL:http://www.suzuki-house.jp/
■株式会社ヒラキハウジング
熊本県にあるヒラキハウジングは、熊本県下では知られた住宅メーカーです。「建つんです500」という商品は、標準的なものを全て備えていながら、500万円台で住宅を建てることを目的に開発された商品です。「ガンバレ700」という二階建ての住宅も、700万円で建つローコスト住宅です。熊本市内が営業範囲になってしまいますが、ベタ基礎であったり、水周り台所も有名メーカーのものであったりと、しっかりしていてとても参考になる住宅メーカーです。
参考URL:https://www.hiraki-h.com/500/
■東京ハウジング
東京ハウジングは、プレハブ工法で住宅を作っているメーカーです。50年以上の実績のある会社です。プレハブ工法のため品質も安定しています。価格帯は2LDKで500万円から700万円くらいで、4LDKでも、高くて900万円弱のようです。事務所や、店舗など業務用にも使える商品を多数出していますが、長く住むことができる住宅としても使えるので、ローコストで住宅を建てるには検討に値するメーカーだと思います。営業エリアは東京、神奈川、埼玉、千葉の全域、及び茨城、静岡、山梨、栃木の一部になります。
参考URL:http://www.tokyo-housing.co.jp/