発展途上国で、デジタルデバイドの解消が期待される「タブレット」「スマホ」、ローコストな製品の性能や通信を考えます。

更新日:2020年04月04日

「スマホ」「タブレット」の低価格製品の実力や、通信の現状は?

スマホやタブレットは、低価格なものが続々と発表されています。低価格のそれらデバイスの実力は?教育といった情報格差(デジタルデバイド)を是正する可能性など、スマホやタブレットの未来を考えてみたいと思います。発展途上国を中心に、世界最安のタブレットの開発が行われています。この開発は「OLCP」という発展途上国の教育が遅れてしまうことを解消するために、インターネットを使って学習ができないかというプロジェクトから、考案されるようになったのが源流ではないかと言われています。ここで、発展途上国でのインターネットを使った教育の取り組み、「OLPC」をご紹介しておきます。「OLPC」は、マサチューセッツ工科大学のニコラス・ネグロポンテによって考案されたものです。100ドルノートパソコンとして知られるもので、100ドルという低価格で、ノートパソコンを発展途上国の子どもたちに支給することによって、インターネットを介して教育にアクセスできるようにするという試みです。インターネット時代を見越した取り組みでした。このような思想は、現在のタブレットやスマホを利用することによって、教育普及の活動しているソーシャルビジネスの企業に継承されていると考えられます。日本でもスマホはブランドのあるメーカー製でも、1万円を切るようなものが出てきています。スマホに関しては、ワンコインにスマホのという話も出ていますので、数千円台のスマホの提供は可能になると思われます。割賦で購入をすれば、毎月の費用は安くなります。タブレットに関しても、「ファーウェイ」や「Amazon」、「レノボ」あたりから1万円前後のタブレットが販売されています。スマホやタブレットを使った教育は、今後、コンテンツを活用できるかどうかが大切になってくると考えます。これからの時代は、「教育」や「インテリジェンス」の質が、仕事にとって重要な要素になっていく時代です。それ以外のものは、ロボットやAIといったテクノロジーが補完してくれるようになると考えます。そういう意味で、インターネットを通して、情報格差の影響を受けずに、どこでも国境に関係なく教育を受けられることが、とても重要になります。「情報格差=教育格差」につながってしまう昨今ですから、そのようなデバイドを埋めるために、重要なツールとなります。「IoT機器」と結ばれた場合は、そのスマホやタブレットを通して様々な「モノ」を動かすことになりますので、そのような側面からも重要なデバイスとなっていきます。ビジネスにおいても、インターネットを通したビジネスがほとんどになっていくと思いますので、それを誰でも簡単に活用するためのデバイスとして、スマホやタブレットは益々重要になります。このようなことを鑑みると、先進国と発展途上国に住む人で、情報格差が起こってはいけません。そのため、世界中どんな場所にいても、簡単にスマホやタブレットにアクセスできることは大切です。特に教育に関わる情報は、格差を是正していかなければいけません。同時に通信費も、誰でも手が届かなければいけません。「MVNO」といったサービスでは、月額2000円前後でインターネットの利用が可能なものがあります。音声通話が必要なシーンはかなり減ってきています。インターネットだけに繋がれば、それでアプリを利用して音声通話を行えば、問題はないのかもしれません。インターネットだけの契約にして、音声通話の契約を切ってしまうということです。かなり低価格で、スマホやタブレットを使えるようになります。低価格で通信サービスを提供している「MVNO」は、「イオンモバイル、QTモバイル、Y!mobile、UQ mobile、IIJmio、nuroモバイ、ヤマダニューモバイル、LINEモバイル、U-mobile、NifMo、mineo 、楽天モバイル、OCN モバイル ONE、b-mobile 、BIGLOBEモバイル」といった会社が提供をしています。

格安タブレットをまとめてみました。通信料金はどのくらい掛かるの?10インチタブレットのおすすめ。

格安タブレットには、どういうものがあるのかをまとめてみました。「アマゾンFire」などを中心に、タブレットも新品で5000円から1万円程度のものが出回っています。「生きるコストを下げる」生活をする上で、テクノロジーを活用する必要が出てきますが、その中で中心となるのがタブレットであったり、スマホであったりといった情報端末になると考えます。本当に安いタブレットは、5000円未満のものもありますが、実際の操作性などを考えて、5000円から1万円程度で購入が可能なタブレットをまとめてみました。

【タブレット】
■アマゾン(Amazon)Fire HD 7
7インチの軽量なタブレットです。マイクロSDカードを使えば、最大256GBのストレージが可能です。本体のストレージも「8GB/16GB」から選ぶことができます。とてもリーズナブルなタブレットです。
実売:6千円程度

■アマゾン(Amazon)Fire HD 8
8インチのタブレットのため、バッテリーの容量は10時間使用可能な大容量です。400GBまでストレージが拡張できます。720ピクセルの高精度カメラはフロントとリアに付いていて、とても便利なカメラです。
実売:9千円程度

■エイサー(Acer)Iconia B1-790/K
台湾のメーカー、エイサーによる7インチのタブレットです。7時間の使用可能なバッテリーを搭載しています。128GBまでストレージは拡張可能です。「キッズセンター」は、子供向けのコンテンツが楽しめて、利用制限ができるようになっています。300万画素のフロントカメラが付いているのもポイントです。
実売:9千円程度

■レノボ(Lenovo)TAB 7 Essential ZA300099JP
レノボが発売している7インチのタブレットになります。6時間稼働可能なバッテリーと、フロントとリアサイドに200万画素のカメラを搭載しており、写真やビデオをストレスなく視聴できます。ストレージは16GBで、マイクロSDカードの搭載も可能です。
実売:1万3千円程度

■ファーウェイ(Huawei)MediaPad T3 7
長時間の使用に対応したバッテリーが、搭載されているところが魅力です。スムーズな動きを可能にする2GBのメモリを搭載しています。
実売:1万3千円程度

■ドラゴンタッチ(Dragon Touch)Y88X PLUS
「Kidoz」に対応しています。小さいお子さん用のタブレットとして使うのに向いています。7インチのタブレットになります。許可していないものを、閲覧できないようにするフィルタリング機能もついてます。
実売:8千円程度

■ブルードット(BLUEDOT)BNT-801
検品検証を日本で行なっているため、信頼性があるタブレットです。ディスプレイのサイズは、8インチです。メモリは2GBあるためスムーズな動きが可能です。
実売:1万4千円程度

【通信料金】
白ロムと呼ばれるスマホ本体だけであれば、中古市場で格安の1000円程度から出回っているものもあったりします。中古市場は活発になってきています。そんな中古スマホにも利用可能な、「MVNO事業者」の通信料の比較をしてみたいと思います。最近では音声通話をほとんど使わず、LINEといったアプリで通話をするため、データ通信の価格で比較をしていきたいと思います。

格安SIM|1GB|3GB|5GB|6GB|7GB|10GB
DMMモバイル|480円|850円|1210円|-|1860円|2190円
イオンモバイル|480円|980円(4GB)|-|1480円|-|-
楽天モバイル|-|900円|1450円|-|-|2260円
OCNモバイルONE|-|1220円|-|1570円|-|2420円
BIGLOBE|-|1020円|-|1450円|-|-
IIJmio|-|900円|-|1520円|-|2560円
U-mobile|790円|900円|1480円|-|-|-
mineo|800円|900円|-|1580円|-|2520円
NifMo|-|900円|1600円|-|-|2800円
LINEモバイル|1200円|-|-|-|-|-
nuroモバイル|-|-|-|-|1500円|-
QTmobile|700円(13ヶ月目以降:800円)|-|800円(13ヶ月目以降:900円)|800円(13ヶ月目以降:1550円)|-|2,400円(13ヶ月目以降:2550円)

(作成日:2019年2月1日)
参考URL:https://xn--p9jl2g4hogra3757eciva.com/ichiban-yasui/