ジェネリック家電ってご存知ですか?冷蔵庫・エアコン・洗濯機などの家電で、高性能だけれど、機能を絞ることによって低価格で快適な生活ができる商品をご紹介していきます。

更新日:2020年04月03日

ジェネリック家電で、実現するローコスト生活。

ジェネリック家電といわれる低価格な家電を最大限に活用することで、「生きるコスト」をさげた生活を考えて見ます。現在、ジェネリック家電と呼ばれる大手メーカーの同一製品と比べて、かなり安く設定された家電が誕生しています。大手とはソニー、パナソニック、シャープ、NEC、東芝、日立、三菱、富士通の8社以外の会社が作ったものを指すとされています。低価格の要因は、利用する機能を絞ることによって、安くて性能が良いものになっています。実は、大手メーカー以外にも、家電を作っているメーカーは多数あります。ブランド認知度は低いメーカーですが、大手メーカーの下請けをおこなっているなど、日本の「ものづくり」のDNAを受け継いでいる優良企業が多数あります。元々、ジェネリックという言葉は、特許の切れた医薬品を、先発医薬品と同じ成分で、後発医薬品メーカーのが作ったものを、ジェネリック医薬品と言われています。その言葉を、頭に付けた家電です。家電の場合、特許の話はあまり出てきませんが、「枯れた技術の水平思考」のように、ひと世代前の技術を使うことによって、コストを下げるという方法です。現在、日本の家電はオーバースペックだと言われています。必要以上の機能があって、ほとんどの場合使われない機能も多いのではないでしょうか?もちろんスマホなどでも、あまり使わない機能やアプリが入っていることが多いと思います。そういう余計なものを極力省いて、絞った性能にすることでコストを下げる。そして品質を担保することを行った商品が、ジェネリック家電となります。多くの商品が、高価なものの3分の1程度で買えるものが多いようです。これまで発展途上国向けに機能を絞ったり、製品を小分けにしたりして売っていたものを、先進国でも利用するといったイメージに近いのではないでしょうか。ひと世代前の技術を使っているということは、いつか今の世代を超えるということになります。例えば、今では電卓はお金を貰ってでも欲しくない方がいると思います。けれどひと昔前には画期的な製品でした。時代によって陳腐化してしまう、機会損失が家電の場合も起こります。この機会損失した技術を最大限に使って、生活を豊かにする商品がジェネリックということではないでしょうか。

<ジェネリック家電の一例>
■冷蔵庫■洗濯機■掃除機■炊飯器■電子レンジ■オーブンレンジ■扇風機■テレビ■ブルーレイプレーヤー■DVDプレーヤー■ビデオデッキ■オーディオ■CDプレーヤー■ラジオ■ドライヤー■ヘアアイロン■電動歯ブラシ■ハンディマッサージャー■フットマッサージャー■LEDシーリングライト■LEDペンダント■LED電球■蛍光灯■オーブントースター■電気ケトル■IH調理器■電子レンジ■ホームベーカリー■ホットプレート■フライヤー■ミキサー■サーキュレーター■空気清浄機■加湿器■パネルヒーター■オイルヒーター■ファンヒーター

アイリスオーヤマやハイアール、山善やツインバードなどのメーカーがジェネリック家電のメーカーとして有名です。最新家電と言われるロボット掃除機まで、通常のものの5分の1くらいの値段で売られていたりします。本当に手の届く価格の家電が作られています。大手家電メーカーが作るフルラインナップの性能は本当に必要なのか?それを考えた時に、ブランド名と余計な機能で、余計なお金を払っているのではないかと考えさせられます。現在の家電は売れないので差別化を考えるあまり、必要以上の機能の付いた家電が多いのではないでしょうか?欲しい「モノ」がないと言われる現代では、資本主義的な「モノ」の大量生産大量消費の時代は終わってきています。「モノ」ではなく、「サービス」の購入へと移ってきていると思います。社会的に「モノ」が行き渡っているので、欲しいものが少なくなってきています。そうすると、「モノ」ではなく家電に関しても、デザインといった部分が重要になり、「必要最低限の機能」を満たしていれば、機能自体はそこまで重要でなくなってきている可能性があります。生活必需品である、家電といったの商品のコストが下がっていけば、「生きるコスト」をゼロに近づける生活ができるようになるのではないかと思います。昔から生活費を下げて生活をするテクニック本と言ったものは、たくさん出版されてきたと思います。その多くは、野草を食べましょうであったり、物をもらいましょうであったりと言った類だったように思います。「生きるコストを下げる」取り組みは、そうではなくて通常の生活スタイルを変えることなく、価格破壊をイノベーションによって達成する試みです。商品が低廉化されれば、中古市場は更に低価格な市場になります。他にも家電をレンタルといったアプローチもあるようです。「生きるコストを下げる」際に、特に大切なことはがふたつ考えられます。面倒ではないことということと、お洒落であることがだと思います。根性で生活を切り詰めるんではなくて、新しいライフスタイルの提案です。ビジネスの本質は「楽」という言葉にあると思います。面倒なことを楽にすることが、商売の肝ではないかと思います。例えば、大きなものを小さくするというのが、コアコンピタンスと言われていた時代のソニーは、外に音楽を持ち出せるウォークマンを作って発展しました。一方で、「楽しい」という商品を提供するのも、ビジネスの肝だと考えます。例えば、ディズニーランドのような、「楽しい」ことを体験させるようなビジネスです。資本主義という仕組みの中で達成するためには、そのような本質的な部分をないがしろにできないと思います。そのため、面倒なことが起こるような商品の提案ではいけません。お洒落である必要があのは、「お洒落」はクリエイティブの部分なので、数値化しづらいからです。流行り廃りによって「お洒落」は変化します。アパレルは、一周回って昔の流行に戻るというこようなことも言われています。それは、数値化できる縦の思考ではなくて、横の思考が「お洒落」には働いているからではないかと考えます。クリエイティブやアート、文化といった類の思考に近いと思います。そういう要素を加えていくことが、商品やライフスタイルに深みを与えることになると考えます。「モノ」に関しても、商品の価格差で優越を感じるのではなく、それを使っていかに自分らいしいライフスタイルを送るかというとこに重点を置くという考えになります。これからも、宇宙開発であったり、バイオであったりというセクターは大資本が必要になりますし、お金を貸してそのお金を貸した代金をもらえるという、資本主義の原理は大いに活用できると思います。しかし、マネー経済と実体経済で考えた場合、マネー経済が実体経済に影響してしまって、「必要最低限の生活」を脅かすようになってしまってはいけません。マネー経済の良い部分は大いに活用して、実体経済が脅かされないように「生きるコストを下げる」取り組みは意味のあることだと思います。エンターテイメントも今は、「Amazonプライム」や「Hulu」といったように、スマホやインターネットがあれば定額で楽しめます。基本的には体験型ではないものであれば、誰でも映画、音楽、書籍、写真、ゲームなどのように、スマホやタブレットのデバイスひとつで、完結するものがほとんど可能になってきました。これから人間は、サイバースペースといったところでの知的活動が主流になっていき、「モノ」自体は陳腐化していくことは間違いないと考えます。であれば、生きるうえで必要最低限の「モノ」は、低価格化が進んでいるので、それらを活用して世界中の人々が最低限の「モノ」を持った生活をして、知的活用で切磋琢磨する姿に未来があるのではないかと考えます。

ジェネリック家電のメーカーをご紹介します。

実績のあるジェネリック家電のメーカーをご紹介します。冷蔵庫やパソコン、エアコン、洗濯機など、保障やアフターメンテナンスをしっかりと確認しておけば、耐久財としてとても低コストで生活をまかなえるようになります。

■AQUA(アクア)
元々は、日本の家電メーカーであった三洋電機の白物家電部門を、ハイアールが買収する形でできたブランドです。そのため洗濯機や冷蔵庫、食洗機、トースター、扇風機といったものが中心に取り揃えてあるメーカーです。経済性にもこだわりがあるブランドです。バランスの取れた品質のメーカーです。
参考URL:http://aqua-has.com/

■YAMAZEN(山善)
製造業向けへの商品販売を行なっていたり、住宅メーカー向けの建材の取り扱いであったりを行っている大阪に本社のある会社です。ジェネリック家電の事業は、扇風機がとても有名なメーカーで、扇風機のYAMAZEN(山善)と言われています。その他の取り扱い商品としては、暖房機器、こたつやヒーター、ホットカーペット、サーキュレーター、加湿器、たこ焼き器、電子レンジ、ホットプレート、IH調理器、ミキサー、ケトル、炊飯器、掃除機、アイロン、布団乾燥機なども製造しています。フットマッサージ機や体組成計といったボディケア用品おラインナップもあります。自社ブランドは、デジタル家電「Qriom(キュリオム)」、住宅設備部門「iENOGU(イェノグ)」、アウトドアグッズ「キャンパーズコレクション」があります。「Qriom(キュリオム)」では、ボイスレコーダーやオーディオ関連機器を扱っています。
参考URL:https://www.yamazen.co.jp/

■ツインバード工業
YAMAZEN(山善)と共に、ジェネリック家電のメーカーとして有名なのがツインバードです。新潟県燕市の会社です。主力製品は掃除機ですが、様々な商品を製造していいます。電子レンジ、IH調理器、クッキングヒーター、ホームベーカリー、ケトル、ミキサージューサー、精米機、LED照明、電気スタンド、扇風機、空気清浄機、加湿器、アイロン、超音波洗浄機、洗濯機、冷蔵庫、布団乾燥機、ドライヤーといったラインナップになっています。クレンジングなどの美容ケア用品や、健康機器としてマッサージャーといった商品もあります。その他にも、ホームセキュリティや浴室向けのテレビ、スピーカー、CDプレーヤーといったオーディオ関連機器も製造しています。
参考URL:http://www.twinbird.jp/

■オリオン電機
福井県に本社を置くオリオン電機は、テレビが主力商品です。特にテレビは様々なラインナップがあり、利用された方もいるのではないでしょうか。 スピーカーシステムの製造も行っています。
参考URL:http://www.orion-electric.co.jp/jp/

■船井電機
船井電機は、テレビの製造が有名です。テレビに付属する形で、ブルーレイレコーダーの生産にも力を入れています。ヤマダ電機と提携をしています。北米ではウォルマートを中心に展開をしています。他のメーカーへのOEM供給も行っています。
参考URL:https://funai.jp/

■トヨトミ
暖房機器関連に強い会社です。ストーブといえばトヨトミとして有名です。石油ストーブ、電気ヒーター、夏物の製品としては窓用エアコンや扇風機などを製造しています。空気清浄機といった空気に関わる商品が多いメーカーです。
参考URL:http://www.toyotomi.jp/

■朝日電器
「ELPA」という商標しられるのが朝日電器です。電気配線や映像音声の器具、ヘッドホン、DVD、レンズクリーナー、テレビやビデオのリモコン、LED電球、照明、懐中電灯、インターホンなどのセキュリティパーツなどを扱っているメーカーです。
参考URL:http://www.elpa.co.jp/

■TESCOM(テスコム)
東京都品川区に本社を構えるテスコムは、ドライヤーやキッチン用品のジェネリックメーカーになります。世界で初めてカール用ドライヤーを製造販売した会社です。キッチン用品は、ミキサーやIH調理器具、電気ケトル、トースター、フードプロセッサーなどを扱っています。リビング用品として、布団乾燥機、毛玉クリーナーなどがあり、その他にもベッドマッサージ器具などの 製造も行っています。製品のデザイン性も高い商品です。
参考URL:https://www.tescom-japan.co.jp/

■TEKNOS(テクノス)
1980年から自社ブランドで製造をしている家電メーカーです。ストーブやヒーター関連の製品を取り揃えています。カーボンヒーター、ハロゲンヒーターからセラミックヒーターなど様々なヒーターを販売しています。加湿器、電気毛布、ホットカーペットや電気行火、更にはこたつといった冬季に利用する商品のラインナップが充実しています。夏季商品としてはリビング用の扇風機やサーキュレーターなどの送風関連に力を入れています。
参考URL:http://www.teknos.co.jp/

■アイリスオーヤマ
プラスチックケースの販売から大きくなった会社です。家電製品を中心に様々な商品を製造しています。ルームエアコン、空気清浄、機扇風機、サーキュレーター、ファンヒーター、加湿器、衣料乾燥機などがあります。調理家電では、炊飯器、ノンフライヤー、電子レンジ、ミキサー、ホットプレート、冷蔵庫、IHクッキングヒーターです。何よりも照明器具でLED電球が有名です。その他の生活家電としては、掃除機、洗濯機、スチームクリーナー、高圧洗浄機、シュレッダー、アイロン、ラミネートです。AV機器関連は、テレビ、ハードディスクレコーダーです。乾電池といった日常的に使う商品も販売しています。変わったものでは、ヨーグルトメーカーといったものがあります。電化製品以外にも、ベッドや布団などの寝具関連。マットなどのソファー関連。お風呂や洗濯機など、水回りに利用するメタルラックからチェスト、キッチン関連。押入れ、クローゼット関連。プランターや培養土、散水関連機器、ガーデンファニチャーのといった園芸に関するものも取り扱っています。ヘルスケア用品では、マスクの取り扱いや体重計もあります。ペット用品では、ペットのケージ、犬用トイレ、ドッグフードです。防災防犯用品もありますし、シュレッダーといったオフィス用品もあります。アウトドア用品なども本当に幅広くあります。大手家電メーカーなどに負けない、商品ラインナップといって良いと思います。毎年1000点以上の新商品やモデルチェンジを行っています。大手メーカーをリストラされた方を雇って、大きくなっている会社です。
参考URL:https://www.irisohyama.co.jp/

■CANDELA
横浜で生まれた液晶テレビを中心に、製品を販売しているメーカーです。「AEGIS」というシリーズで販売しています。10.1型の小さなテレビから32型までの液晶テレビを販売しています。
参考URL:http://www.candela.co.jp/